コンクパールとは

コンクパールとは、バミューダ諸島からフロリダ南部、 西インド諸島のカリブ海のほぼ全域に生息している、 コンク貝(ピンク貝)から採れる真珠です。
ヨーロッパでは割と早くから知られており、 19世紀初頭には、すでにジュエリーとして使われていたようです。
母貝であるコンク貝は、巻貝であるため、普通の真珠のように 養殖をして、人工的に貝の中に核を入れることがほぼ不可能で あるので、今のところ流通しているものはすべて、 天然の真珠です。
コンク貝は、現地では食用とされていたため、積極的に真珠の 生産がおこなわれてはおらず、 また、コンク貝から真珠が出現する確率は、1,000分の1、あるいは、 10,000分の1ともいわれています。
その中でも、宝石としての価値のあるものは、2割にも満たないそうです。
また、絶滅が危惧されているため、現在はワシントン条約によって、 保護の対象となっているので、採取が禁止されており、 市場には、なかなか大量に出回らず、その希少価値を 押し上げています。
コンクパールは、普通の真珠とは違い、真珠層がなく、 すべて稜柱層でできているのが特徴です。

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コンクパールの魅力

コンクパールには、さまざまな色合いのものがあり、 白や黄色、褐色、オレンジ、ピンクなどが知られています。 採取された場所や、貝のどの部分で生成されたかなどによって、 その形や色が変わってきます。
これほどバリエーションの豊かな真珠はほかにはないでしょう。 最大の特徴は、その表面に火焔模様、またはフレームと呼ばれる 美しい模様が現れることで、この模様の出た濃いピンクのものが、 最高級とされています。このようなコンクパールは、真珠であるにも かかわらず、「カラット」で取引されるそうです。
ミキモトのようなジュエリーショップをのぞいてみると、 このような美しいコンクパールを用いたアクセサリーが、 たくさん売られています。
もちろん、どれも大変に高価なものです。 100%天然の真珠であるため、真円の形をした物にはほとんど出会えません。 ほとんどが楕円であったり、水滴型であったり、また、色むらも あったりしますが、それがこのコンクパールの魅力でもあるのです。
他の宝石と組み合わせて、美しい指輪やネックレス、ピアスなどに 加工されたものを見ると、その優しい色合いが強調されて、 見る者の心を奪わずにはおりません。
また、ルース(裸石)のままで売られているものも多く、 自分の好みのデザインで、リングやペンダントなどに加工して もらうのも、宝石をも大きな楽しみの一つでしょう。
あまりにも高価で希少価値があるため、貝殻を削って コンクパールと称して売っている業者もあるようですので、 購入する時には信用のおける宝石店を選ぶのがいいでしょう。